エルマア3.5センチ

 どうやら80年前のレンズらしい。こんな爺さんレンズがまともに綺麗な状態であるほうがおかしいわけでこれも曇ってるしホコリも目立つ。おまけに鏡筒がなんか歪んでる気がするぞなもし。そんなわけで安かったのだけれど、妙な写りをするので妙に気に入ってしまった。

 こんな時代もののくせに解像度は充分。といってもそれは中央部の話で開放時の端っこのほうはどうやってもぼける。ぼけるというか写らない。それがかえって面白いといっては爺さんには失礼かもしれないけれど実際そうだからしかたあるまい。(爺さんもボケたね、なんてちょっと失礼過ぎて言わないほうが良い気がする。)それにしても35ミリレンズは使いやすい。

爺さんが生まれた時代は色付き写真なんて無かっただろうな。しかもデジタルなんて、、、なんのこっちゃ?


もともとモノクロは得意さね。エルマア爺さん恐るべし。
80年間これまで何を見てきたんだろうなんて考えるとロマンじゃのお。

ところで爺さん、これがなんだか分かるかい?服なんだぜ。

と聞いてもこんなことくらいじゃ動じないところはさすが爺さん。なかなかやりますね。