仔猫は屋根裏に居るみたいだよという連絡を受けてスグに駆けつけた。そっと梯子を上ってしばらく待っていたら穴から出てきた。僕の姿を見たらそれ以上は近づこうとはしない。あたりまえだよね。でも生きていてくれてほんとうにありがとう。
僕は一週間分のため息をついてからシャッターを切った。

土門拳ごっこ

 ドモンケンがまだ若い頃、小型カメラの操作を習得するために毎日の夕食前に縦構えで500回、夕食後は横構えで500回のシャッターを切る訓練をしていたというのを何かで読んだことがある。その時のカメラがなんだったのかはそれには書いてなかったと思うけど、ドモンさんも若い頃はライカを使っていたので真似してみようということになった。
 風呂に入る前に縦構えで16ギガのSDカードがいっぱいになるまで(400カットくらい)。風呂から出てから横構えで同じようにSDカードがいっぱいになるまで。ただシャッターを切るだけじゃ芸が無いので部屋のあちこちにあるものを伊兵衛さんごっこをやりながら。

 死ぬかと思った。まずウデが。それから腰が痛くなるし。目がおかしくなってくる。やってられんわぃ。

天才バカボン

最近テレビはニュースくらいしか見ない。よく見てたテレビって、、、。年代順バラバラで思いつくまま

昔のテレビは面白かったなぁ。(年取った証拠らしいけど結構)

木村伊兵衛ごっこ2(差分調整法)

ロスタート、つまりは、カメラのスイッチを入れてから撮影するのではなく、断続的に撮り続けるという場合がある。猫は動き回るのでさっき撮った場所と今の瞬間を撮ろうという場合はさっきと今では猫との距離もその場所のあかるさも違う。

 この違いをファインダーを覗いてから合わせてるようでは猫はまた違うところに行ってしまうので、撮ろうと思ったらカメラを目のところに持ってゆく動作に入るのと同時に、左手はさっきの距離と今の場所の差分をだいたいでピントリングをまわしつつ右手はさっきの場所と今の場所の明るさの差分を調整しつつ。人間の目というのは結構なものでさっきと今の遠近の違い明暗の違いというのはほぼ分かるのでファインダーが目のところにくる頃にはおおまかな差分修正は済んでいる。まずはここでシャッターを切ってしまい(余裕がありそうなら別にここで切らなくても良いが)、それと同時にピントとシャッタースピードをカッチリ調整して2枚目を撮る。
 それとピントリングは親指と中指でまわすようにする。そうすれば人差し指は絞りの調整係りを任すことができる。

 うまくゆけば結構早く撮れそうな感じだしさらにはこういうことを無意識のうちにやってしまうくらいが望ましいのだけど、まぁまずもってなかなか難しい。木村伊兵衛への道のりは険しい。


 

1/30秒

 一頃、毎晩M9の1/30秒のシャッター音を聞きながら寝ていたことがあった。それでそのうちにはだいたい分かるようになって今は少なくとも1/30秒 を 1/60 と 1/15秒 で間違えることは無い。
 馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれないけれど、M9のファインダーにはシャッタースピードが表示されるなどというウンコな機能は無いのでこういうことを感覚として覚えていると何かといいのだ。GXRとかだと音が違うのでよくわからないのだけれどそもそもディスプレイに表示されるのでそんなことを覚える必要もなく便利といえば便利だけど、シュミシュミカメラとしての面白みということからすると不便なほうが楽しいみたい


1/30秒