遠出禁止法

により連休中は近場ばかりをぷらぷら。最終日の今日もそんな感じだったけど、今日はたっぷり3時間ほどぷらぷらした。これだけ歩いたのは久しぶりで踵に靴づれができてしまい最後はそのせいで打ち止めとなった。
今日は久々にノクチを使った。なにしろ重いし持ち歩くには向かないレンズだけどこんな休日くらいしか使う機会もない。そういえば福山くんがCMで使ってたのはM3と現行のノクチみたいに見えたけど、どうなんだろう。でもシャッター音は良かった。
1時間も歩いたら首が折れるんじゃないかってくらいに。たまらず一旦帰って球面ズミルクスに交換。ノクチに比べると軽いし小さいしで使いやすくて空を飛んでるんじゃないかってくらいな自由感がある。使いやすさの一つに球面ズミにはピントリングにツノが付いている。このツノがどこにあるかによって今ピントがどのくらいのところに合っているというのが手だけで分かる。一番下にあればだいたい2メートル。ちょっとまわせば1.5メートルとか3メートルに。もちろん“大体”ってやつだけど35ミリは広角だからそれでもけっこうイケる。
ノクチにはそういう機構が無い。つまりはスナップ用途ではない。


ネギ市場にて(ノクチ)



ケーキ店にて(ノクチ)



風景(ズミルクス35ミリ)

GR

こんどのGRはdigital ってのが名前に付かないのね。もうデジタルが普通ですということみたい。
カメラとしては当然ごとく進化していることでしょう。広角28ミリは歴代どおり踏襲しつつもセンサーの大型化によるものからなのか自然なボケ味が気になる。広角28ミリでの接写ボケは面白そう。ちょっと見た感じフィルムっぽいというか余裕がある感じがするというか、、、ただ、パソコンの小さい画面で見てるくらいじゃ結局はよくわからないんだけど。
まぁ自分としては今使ってるGRD3でまだまだ大丈夫!!(と自己暗示にかける)

ブレッソン

のパリを撮った写真集があたので見てみた。いわずとも知れたスナップ写真の名人。当時のカメラやフィルムのことを考えればきっと凄いのかもしれないけれど、写真としての良さというのはよく分からなかった。日本の名人のほうがいい感じがする。きっとヨーロッパやパリってところを知らないからかもしれない。
よし、それじゃパリに行ってみよう。



(ここはパリだな。)


(巴里の空の下かな)


(マドモアゼルだな。)

プライド

 いつかこんなことがあった。M9のCCDセンサーの掃除をしてもらおうと銀座店に持ち込んだ。掃除はつつがなく終わったのだけど、引き渡してもらうときに、このカメラのセンサーには傷が付いてますって言われて、見せてもらったら目視で判るほどの傷が2箇所あった。センサーをそんなふうにマジマジ見たのは買ったとき以来でそのときには気づかなかった。ここを自分で掃除なんて怖くてしたことないし、そんなくらいだからわざわざ持ち込んでるわけだし。
 最初から付いていたんですかね?と言ったら、出荷時にはここは極めて厳重なチェックをしているのでそういうことは有り得ないらしい。自分でここを弄ったことは一度もないと一応言ったら、スタッフの方も、なぜこんな傷が付いているのかライカとしても判りかねている状況です、と。
 保障期間はとっくに過ぎてるしいったいどうしようかなぁ、と心配する間もなくスタッフの方から、ライカではこのセンサーを無償で交換させていただく用意がありますのでお客様のほうでよろしければ改めてお預かりいたしますが、とビックリするような申し出。速攻でお願いすることとした。ただしセンサー単体の入荷はかなり先になる状況らしく、入荷次第あらためてということになって、その日はM9はそのまま持ち帰った。
 銀座店から連絡が入ったのは確かそれから2ヶ月くらいたってからで、改めてM9を持ち込んで10日後くらいに宅配で戻ってきた。

 ということがあったのだけれど、センサーなんてデジタルカメラの心臓部の部品、それもM9のを無償交換だなんて、(ライカのプライドってのは半端ねぇな)と思ったことがあった。

 繰り返すけれど、センサーを自分で掃除したことは一度もないし、そんな深く入り込むようなレンズも持ってはいない。

M9+ズミクロン90ミリ(1st)