雪国ドライブ

 今、新潟柏崎のビジネスホテルでこれを打ってるところ。近頃のホテルではパソコンを貸してくれるので便利だ。今日は久々の雪国ドライブで、日帰りのつもりで出てきたのだけれど天候が悪くて関越は小千谷から六日町が吹雪で通行止めになってしまったのだ。いまさら下道で帰る気にもなれないし、そもそも下道はもっと運転しづらいだろう、ということで急遽ビジネスホテルを予約。ホテルはガラガラだ。廊下の販売機でチューハイを買ってきて飲んでいる。同じく買ったサラミはエラク不味い。こんなことになるなら寝袋を持ってくればよかった。いつぞやの雪国ツーリングのときはロードスター車中泊だったのだけれど、同じようなもの食べてもあのシチュエーションではとてもウマく感じる。ああ不味い。そもそも思いついたのが昨夜で今朝起きてからスタッドレスに履き替える作業をしてから出かけてきたのだ。

 碓井バイパスはどんなもんだろう(こちら方面に来るときはどうしても碓井を駆け上がりたくなる)と思ったのだけれど、路面に雪はなかった。路肩に少し溜まってるくらいだけれど、大量に撒かれている塩のせいか道が白い。この感じでは軽井沢もまだあまり綺麗な雪景色というわけにはないだろうから今日はパスしてそのまま上信越自動車道に入った。
 更埴JCTを過ぎたあたりから雪が舞い始めてすぐに激しくなってきた。初めての経験だったのだけれど、途中で検問というかタイアチェックというのが行われていて止められた。他の車よりもやけに入念に見られていたような気がしたけれどロードスターなんかで?という意識があったのかもしれない。通過する全車をチェックしているのだけれど3台くらいの車がそこでチェーンを巻いていた。この先もノーマルタイアで行くつもりだったのだろうか。

 思いつきで出てきたようなものなので具体的な行き先は無かったけれど、とりあえずは冬の日本海を見てみるかというのがあったので当面の目的地としては上越市になる。更埴を過ぎたら雪が多くなってきたしこのまま上越まで高速で行くのは折角の雪国ドライブとしてはつまらないので途中の信濃町ICで一般道に下りた。高速とほぼ平行している国道18号線、このあたりでは通称北国街道と呼ばれている道を北上した。
 こともあろうか後ろからランエボがやってきてしまった。こちらは不慣れなので運転は慎重で自然とゆっくり走らざるを得ないから、ランエボにそのつもりはなくてもあの顔で後ろにつかれるとこちらとしてはあまりいい心地ではない。(どこか譲れるところは無いか)と思っていても雪道にそんな余計なスペースは無いものだ。しばらくしたらようやコンビニがあったので速攻で入ってランエボ氏には先に行ってもらった。雪国では4WDには敵わない。

 上越市に入って春日山城に行ってみた。雪国ツーリングに来ると城跡に行きたくなるのはどうしてだろう。春日山城上杉謙信の居城。やはりこのあたりでは謙信は神である。現在では強力な観光資源である。駐車場が2箇所あるようで、途中に分かれ道があって、歩くのが嫌は人はもう少し上の駐車場に止めるのが吉らしいのだが、そちらは上り坂が急なのでスリップしたら嫌なので低いほうの駐車場に止めてから長い長い階段を歩いて上った。上った先には立派な春日山神社というのがあって、天守はさらにそこから結構上る。天守閣は残っていないしここまでの階段で相当ヘバってしまったので行かなかった。
 遠くからヒューンという音が聞こえてくる。写真を撮りがてらそちらのほうへ行ってみたら案の定スリップしてどうやらタイアが空転いるようだ。既に助っ人が数人居るので手伝いはしなかったけれどようやく脱出できたみたい。面白いといっては悪いけれど、その助っ人はスリップした車両の後ろについていた車の人たちで、彼らもそんなところで止まってしまったものだから発進できずに次々とスリップして順送りで脱出を手伝っていた。(あぁこっちに来なくて良かった)ということである。




野尻湖畔にて
 綺麗に圧雪されている広場(ロータリー?)があったので少し遊んだ。下手っぴでもロードスターのFRが楽しめた。




北国街道にて
 車高が低いせいか除雪から時間が経っているようなところでは轍の間の山が高くなっていて床下からガリガリという音が、、、。



焦って駆け込んだコンビニでホっとしているロードスター




春日山神社への階段
 長い、滑る、で疲れたけれど下側の駐車場にしてよかった。

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(続きはまたそのうちに) 写真だけ少し。